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ポルト ⑵






 無花果にシェリーなる酒滴らせ            驢ノ763




 駄句である。





シェリーは、白ワインの一種である。

スペインの中でも、南のアンダルシア、ヘレスを中心にした狭い地域で
造られており、ソレラという独特の方式で、熟成されたワインだ。

フィノといわれる辛口から、ペドロヒメネスのような極甘口まで
味も香りも複雑で幅広い。
マンサニージャ、アモンテリィヤート、オロロソ、など
耳に心地よい名称の様々な種類があり、また、蔵によっても
複雑に醸造法が異なり、誠に奥が深い。

香り高いけれど、気取ったところがないワイン、という印象があり、
食前から食事中まで、辛口のシェリーで通すのも好きだ。

果物やケーキのような甘いものとの相性もよく、
私は、無花果のジャムを作る時、砂糖を控えて、
極甘口のペドロヒメネスを最後に入れる。

コクが深まり、保存性も増す気がする。


今までに、何度かこのブログでも書いているが、秋になると、
無花果を栽培している友人から、たくさんの無花果をいただく。

熟し加減が難しい果物なので、出荷のタイミングが難しく、
熟し過ぎや未熟なもの、形や大きさが揃わないもの、など
出荷できない無花果が、手元に大量に残るのだという。

もったいないから、ジャムにでもして食べて下さい。

というわけである。

当然、否はない。喜んで頂戴する。

今回のスペイン旅行中にも、大量の無花果が到来し、
梅子が、せっせとジャム作りをしたのだという。

心配かけないように、と、旅の空の私には連絡してこなかったので、
「ペドロヒメネスを、ドボドボ入れる」という、秘伝を伝えることが
できなかった。

というわけで、
梅子の作った無花果ジャムは、素材の味が生きたさっぱり系のジャムになった。

もちろん、美味しい。



などと無花果の話が長くなってしまったのは、
旅行記を書くことに、ちょっと戸惑っていたからだ。

どうして、あんなに元気だったのか。
振り返ってみて、信じられない。
あれは、本当に私だったのか、などと疑心暗鬼になって
記憶の中の、ポルトやスペインが、何か思い違いじゃなかったのか。
と、不安になって立ち止まってしまっていた。


しかし、たぶん、あれは本当のことだった。





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世界で一番美しい本屋、リヴラリア・レロ 「レロ書店」

やっと、入り口の見える所まで、列が進んだ。
私の後ろには、この10倍以上の人々が並んでいる。
私だって、30分以上前にその最後尾にならんだのだ。
時間が早かったので、もう少し列は短かったかな。

世界各地から集まって来た本好きの人々。
ばかりではない、と思うけれど、兎に角、凄い行列である。

普段、ラーメンにもタビオカにも縁のない生活をしているので
こんなに並んだのは、久し振りだ。
しかも、最後に並んだのはいつだったか、思い出せない。
もしかしたら、こんな長い行列は、初めてかもしれない。
子どもとディズニーランドへ行った時だって、
こんなにも並ばなかった。
空いていたのではなく、待つ根気が無かったのだ。

親子共々、家族全員、並ばないタイプなのである。

しかし、折角、ポルトガルまで来たのだ。
一世一代の覚悟で、行列のできる本屋を体験することにする。




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並んだ甲斐あって、流石に美しい建物である。

これが、誰でも入れる本屋であることが大事なのだろう、と思う。
もし、ここがレストランならば、食事をしなければ
この内装を見ることは出来ない。

靴屋やお菓子屋でも、
入ったからには買わなくてはならない気がする。
しかし、
本屋というのは、入るだけで買わなくても良い。
立ち読みだって出来る。



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たぶん、ごく最近まで、そうだったのだろう。
しかし、
ハリーポッターの作者がここでインスピレーションを得た。
とか、
「世界で一番美しい本屋」に選ばれた。
とか、
様々な物語や付加価値のようなものが、くっついて、
ここ最近は
本来の本屋から、観光地へと少し変化してしまったようだ。

元々、地元の人々の祈りの場であった教会や寺社が、
その美しさ故に、観光地になるのと同じようなものだと思う。
ということで、
寺社が拝観料を徴収するように、本屋に入場料が必要になってしまった。

なんてこった。

入場料を買うのに並び、入場(入店)するのに並ぶ。
(インターネットで入場料を購入する事も出来る)
しかし、店内がギリギリ混雑しない人数で入場制限しているのは見事であり、
本屋としての矜持を感じる。
その証拠に、本を買うと、入場料分が値引きされるという。

「だって、ウチは本屋なんですから。本が売れればそれで良いんです」

と言われた気がする。

ちなみに入場料は5€、欲しいと思う本は重くて高価だったので
結局、本は買わなかった。
後になって、お土産のつもりで軽いガイドブックのようなものを
買ったら良かったな、と少し後悔した。



本屋から出た時点で、やっと午後1時過ぎ。
丁度良い空腹加減。
さあ、お楽しみの昼食である。
歩いて行ける範囲に、美味しいポルトガル料理の店があると
事前調査してあったので、GoogleMapを頼りに向かう。



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ポルトガルのソウルフードとか言われる、ビファーナ。
煮込んだ豚肉のサンドイッチ、のようなもの。
店や家庭によって、煮込みではなく焼いたり炒めたり、と様々あるらしいが、
この店は、薄切り肉をスパイシーな味付けで煮込んであるのが特徴。
生姜の味も強くて豚肉の生姜焼きに似ている。
ご飯に掛けて丼にしたい味付け。

汁気たっぶりの肉が、柔らかいパンに、ぎゅうぎゅう詰めなので
最初のひと口は、ハンバーガーのように手に持ってかぶりついたが、
すぐに、パンがこの煮汁を吸ってびしょ濡れになり、
ナイフとフォークで食べることになる。
そういうものなのか。
それとも、もっと素早く食べるべきなのか。
と、息子と笑いながら、ガツガツと平らげる。

もちろん、ビールもグイグイ飲む。


私は、当初、このビファーナとビールで昼食は充分だと思っていたが、
メニューを眺めた竹彦が、スープやメインをどんどん注文していく。

食べられるかな、と言うと、一品ずつだから大丈夫だ、と言う。

まず、ビファーナと一緒に来たのが、
カルド・ベルデ、青菜のスープである。
緑の濃いキャベツのような葉っぱがとろけるほどに煮込まれて
非常に美味しい。
しかし、たっぷり、大きなボウルにいっぱい、これで1.5€。
このビファーナも、大小あるうちの小だが、2.2€。

この安さに息子は油断したようだ。
こんなに一人前が多いとは思わなかったのだ。

次の2品の皿の量の多さに、少々後悔することになる。



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モツとチョリソと白いんげんの煮込み、ご飯付き。



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鱈の揚げ物に野菜ソース、揚げジャガイモ添え。




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それぞれの味付けは、意外と薄味で非常に美味しい。
文句は無い、ただ、山盛りいっぱい、なだけだ。
ビールでお腹が張ってはいけない、とワインを注文した。
この辺りの地酒っぽい白ワインだと思う。
と、竹彦が勧めるので、頼んだのだが、
なんと、ビールと同じグラスにナミナミと注がれて運ばれる。

居酒屋のコップ酒の如し。
口から迎えにいく。

ポルトガル、サイコー!

と、ガッツポーズをとったけれど。
徐々に、無口になってゆく。

モツと豆の煮込みは、ご飯との相性抜群で、カレーライスのように
混ぜながら食べると、素晴らしく美味しい。

鱈の揚げ物は、干鱈を丁寧に戻して、じっくり揚げてある。
薄い煎餅のようにカリッと揚がった表面が、中華料理の鯉の丸揚げのよう、
上にかかった野菜も「餡かけ料理」に似ている。
添えられた、というか、主役のように大盛りの揚げジャガイモも、
ポテトチップスの7枚分くらいの厚みがあり、
ポテトチップスの軽さと、フレンチフライのホクホクさの
両方が味わえる絶品。

掛け値無しに、美味しい。

しかし、食べても食べても、減らない気がする。
料理と闘うように食べ進める。

ああ、これ以上食べたら、美味しい、と思わなくなる。
というギリギリまで、お腹に詰め込んで、
ご馳走さま。


八割近くは、食べた。
さすがの竹彦も、ギブアップである。
残りは、持ち帰りで、と言いたい程の美味しさだった。


モツと豆の煮込み、は7.5€。
鱈の揚げ物は、15€。

最初のビファーナは各自一個ずつだったから
料理の合計は、29.9€。
ワインとビールを2杯ずつ、飲んだが
どちらも、ミネラルウオーターと変わらない値段なので、
1人分は、ざっくりと20€を切るくらいの計算になった。


ポルトガルは素晴らしい。




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お腹いっぱいで店を出ると、なんと雨は上がって、いい天気。

エンリケ航海王子が、指差す先に青空が広がる。



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サン・フランシス教会から見下ろす家々も、明るい色を見せている。

繁華街でお土産など買い物をしようと思っていたけれど、
予定を変更して、もう一度、ドウロ川の川辺を歩こう、
と、いうことになる。

明るい日差しを浴びる街並みを、眺めようと思ったのだ。



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思ったとおり、絵葉書のような景色。

河岸には、ポルトガル名産のコルク細工や、革製品を売るテントが並び
その間には、アイスクリームの屋台も出ている。
朝とはうって変わって、観光客がぞろぞろと歩く、
お祭りのような風景になっていた。

人並みに隠れて、アズレージョの壁も見えないほどだ。

気温も上がり、朝の肌寒さが嘘のよう。
日焼けしながら、のんびりと土産物のテントを回り、
アズレージョと同じ染付の小皿など買う。

ポートワインの蔵など見学し、テラスでひと休み。


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甘いポートワインをベースにしたオリジナルのカクテルが美味しい。

この晴天の下、昼食のビールやワインはとっくに雲散霧消。
いつでも、お酒が美味しい、というのは素晴らしいなあ。
空を見上げると、頭上にロープウェイのゴンドラがゆらり。

乗ってみたいな、と思ったけれど。
竹彦が、スマホを眺めてこっちを睨んでいる。

帰りのバスの時間になってしまったのだ。
急ぎ足で旧市街を抜け、バスターミナルへ向かった。

早朝は初秋の気配、その後、時雨に追われて雨宿り。
午後は夏の名残りの暑さ、ポルトは1日の中で
様々な表情を見せてくれた。



ポルト、もう一度訪れたい街だ。
いや、ポルトガルに住みたいとさえ思う。

そういえば、檀一雄が住んでいたのは
ポルトガルのどの辺りだったのだろう。



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ポートワインは、ポルトのドウロ川流域で造られる甘口のワインだ。
シェリーと同様に、酒精強化ワインの一種だが、造り方は違うらしい。

シェリーも、ポートも、どちらも簡単に説明出来ないところが似ている。

無花果を煮る鍋をかき回し、甘いシェリーを盗み飲みしながら、
どうして、ポルトでポートワインを買わなかったんだろう。
と、今更ながら気になった。
ポルトのお土産は、小皿が2枚だけだ。

まだ、旅が始まったばかりで、荷物を増やしたくなかったんだ、と
思い出したけれど、ハーフボトルでも買えば良かった。


こんな心残りが、次の旅の種となり、いつか芽がでる。

それも、面白い。


















Commented at 2019-10-04 07:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by unburro at 2019-10-04 08:56
> 鍵コメさま

おはようございます!

早速のご指摘ありがとうございます。
有難いです。

今後ともよろしくお願いいたします♪
Commented by saheizi-inokori at 2019-10-04 10:32
シェリーで始める、そんなことをしていた若い頃を思い出しました。
檀一雄の檀流クッキングを読んで以来、ポルトガルは見果てぬ夢です。
Commented by pallet-sorairo at 2019-10-04 11:32
この本やさん、こんなに並ばないと入れないんですね?!
そうですよねぇ、そうだろうなぁ(^^ゞ
竹彦さんとの旅、羨ましいばかりです。
Commented by unburro at 2019-10-04 11:58
> saheizi-inokori様

さすが御隠居!シェリーで始めるテーブル…
きっと素敵な方と一緒だったんでしょうね〜
粋なもんです。
今も、充分、粋ですけどね!

私も、ポルトガルといえば「檀流クッキング」です。
一番の入門編でした。
面影というか風土は、本の中のイメージとあまり変わりませんでした。
とても、良かったです。
Commented by unburro at 2019-10-04 12:19
> pallet-sorairoさま

ネットなどで調べて、予想はしていたのですが、予想以上でした。
若い人が多かったので、まだ夏休みだったからかもしれません。
シーズンオフなら、ちょっとマシかもしれません。

カメラを構えている人が入らないように、写真を撮るのが難しかったです(笑)
お客さんを誘導する店員さんたちが、皆、お洒落で、ポルトガル語以外の英仏西、
色々な言語を操るのが、カッコ良かったですです。
また、観光客も皆、お行儀が良くて感心しました。

品揃えも美しく、本当に「美しい本屋」でした。
美術書なども多くて、欲しいものがいっぱいありました♪
Commented by mahoroba-diary at 2019-10-04 19:10
unburroさん、こんばんは。
もう、頷きながら拝読しておりました。ポルトガル最高ですよね。そしてポルト・・・美しい風情ある街ですね。SANDEMANのポートワイン、ドイツでもスーパーに普通に並んでいて時々食前酒として楽しんでいました。私もシェリーもポートもどちらも好きなのですが、日本だと少し特別な感じがしますね。本屋さんの美しいこと・・・ため息がでますね。ポルトガルはどの街に行っても本当にお料理が美味しくて、かつリーズナブル。人の感じも、肩ひじ張らずゆったりとしていて、私も住みたいって思いました。檀一雄が住んでいた街を見てみたくて、行ったのです。サンタ・クルスという小さな小さな漁村のような町でした。鄙びていますが、大西洋が美しい海辺の街で、ああ、檀さんはこのような場所に暮らしたのだなあ、と感慨に耽ったのを覚えています。旅情・・・そんな言葉が似合う国ですよね。ポルトガルは・・・
Commented by unburro at 2019-10-04 21:48
> mahorobaさま

まほろばさん、こんばんは!
ポルトガル最高!でした。
お料理は美味しいし、お安いし、山盛りだし(笑)

まほろばさんは、甘いものもお酒も嗜まれる、左右両党ですね。
私もそうですが、意志が弱いので、すぐに両方を過ごしてしまいます。
いつもスタイリッシュで、抑制の効いた素敵な食卓に、ため息です。

とは言いながら、檀一雄もお好きで
サンタ・クルスまでいらっしゃったとは!
なかなかの無頼派!
いつか、酒席でお手合わせしたいものですね^ ^
Commented by haru_rara at 2019-10-05 09:29
これは並んでも入りたい本屋ですね。美しいなあ。
お料理も実に美味しそう!
私は人並み以上に飲んだり食べたりしてきましたが、このところ量が食べられなくなりました。
毎晩のお酒もなぜかまったく飲みたくなくなって。

やはり旅は、食べられるうち、そして歩けるうちですね。
急がないと!^^
Commented by こんの at 2019-10-05 11:14 x
入場料(入店料)が必要な書店には驚き!
それでも入店のために行列が! 驚きです
世界は広いのですね
旅は、やはり若い時に、至言だと思います
Commented by unburro at 2019-10-05 13:07
> haru_raraさま

ハルさん!
世界一、かどうか、他の本屋さんを知らないから、
言い切れないのですが、非常に美しい本屋でした。

量が食べられない…
少し…わかります。
少し、というのは、食べている時は大丈夫なのに、
食後に、「食べ過ぎたかもしれない…ちょっと苦しいかも?」
と、思う事が多くなってきた、ということなのです。
馬鹿、ですね。胃腸薬の出番が増えた…カッコ悪いです。
お酒も、同様です。
でも、飲みたい気持ち、は減らないので、良いのか悪いのか…

若くて沢山食べられる時には、お金がない。
少しお金ができた時には、時間がない。
お金と時間に余裕ができた時には、食べられなくなっている…

なんてこった!

私も、今から、数年がラストチャンスかな…と思います。
でも、80歳過ぎても、元気一杯、お肉もりもり食べられる方も
いらっしゃいます(笑)
そして、筋肉は裏切らない!いくつになっても、鍛えられるそうですよ!
頑張りましょう(^。^)/
Commented by unburro at 2019-10-05 13:18
> こんのさん!

入場料をチャラにするために、本を買ったら良かったな、
とちょっと後悔しています。
でも、あの時は、美しい店内に居るだけで、満足していたのです。

あれからひと月以上たって、少し記憶がボンヤリしてくると、
記念に何か買った方が良かったな、と思うのです。
お土産って、そういうものだったんだ、と今更、気づいています。

こういう感覚も、若い時はなかったですね。
また行けばいい、と何となく思っていたのだと思います。
もう、2度と行けない、と思うと、記念品が欲しくなる…

旅は若い時に…
足腰元気で、美味しいものが楽しめるうちに、
天童!行きますよ〜 (^。^)/
Commented by ryuboku2 at 2019-10-05 21:59
ポルト=ポルト酒!な私には羨ましくて仕方がない旅ですね。
美味しくて堪らない色々な食べ物に出会うと、あー後10日くらい通いたい!とか思いますよね。
そして、何故あれを買わなかったのか!と思う事も繰り返します。
おっしゃる通り、それが次の旅を呼び寄せるパワーの源にもなるのだと思います。
『あ、ここにまた来たい』という微かな思いをポトンと落として来る。(確信犯のやり方です)

美しく、美味しい写真を見せてくださってありがとうございます。
......本屋さん、凄すぎ。
Commented by higurete at 2019-10-06 00:26
初めまして。
こんにちは。

美しく、おいしそうで、旅情豊かな旅の記事を堪能させてもらっています。
シェリー酒にそそられました。
ずいぶん前、シェリー酒の産地!スペイン南部ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに旅して、したたかシェリー酒に酔いしれた日々を思い出しました。

無花果の上に、シェリー酒を滴らせて、ポルトガルに思いを馳せるは粋なるかな。

息子さんとの極上の旅、拝読しながらご一緒に旅したような心地になりました。
Salud!!
Commented by unburro at 2019-10-06 01:02
> ryubokuさま

ポルトには、1日しか滞在しなかったのに、
目まぐるしく変わる天気が、街の表情を様々に変えてくれたおかげで
数日間、滞在した気分になりました。

港町特有の、急な坂道の登り降りも、時系列を少し歪めてくれた気がします。

買い物をしなかった事も、今、振り返れば、
おっしゃる通り、無意識の確信犯、だったのかもしれませんね。
うん、きっと、そうです。

貴族のお城の、図書室のような本屋さん。
お勧め、です!
Commented by unburro at 2019-10-06 01:21
> higureteさま

ハルさん、はじめまして。
ようこそ!
コメントをありがとうございます。
そして、いつも「イイネ」を頂きありがとうございます。

私も、毎回の「紙つぶて」を拝見し、いつも刺激を頂いております。
キリッとした文章、大好きです。

ヘレスは、素敵な街ですね。
私も、しばらくセビージャに滞在した時に、ヘレスまで足を伸ばして
シェリーの酒蔵巡りをしました。陽射しが強く、乾燥した土地での
キリッと冷やしたシェリー!
美味しすぎて、飲み過ぎ注意、ですね。

次回は、スペインに戻り、サンティアゴ・デ・コンポステーラ へ向かいます!

今後とも、どうぞよろしくお付き合い下さい♪
Commented by saihouudoku at 2019-10-06 12:10
素敵な本屋にうっとり。
世界の美しい図書館とか、世界の最も美しい図書館という本を、
Amazonの欲しい物リストに入れて、いつポチしようかと
思っている私にとって、垂涎の場所ですねぇ。
しかし、こんなに並ばないと入れないとは!

いや、それにしても素敵な旅。
旅というより、暮らしといった趣。
そしてunburroさまの文章がまた♪
旅に向かう飛行機の中で、自分の目的地について書かれた
優れた紀行文を読んでいる気分です。

そうそう、日本のグラスはとても小さいので、
海外の酒のグラスの大きさにおののきます。
日本に帰って来たばっかりの頃、カクテルや
グラスワインの小ささに搾取されているのでは?
と思ったほどです(笑)。

Commented by unburro at 2019-10-06 19:00
> saihouudokuさま

ようこそ、ななみんさん!

美しい本屋は、並ぶ本屋でした。
でも、入ってしまうと、
すし詰めではなく立ち読みできる雰囲気でした。
チャンスがあれば、是非!

>紀行文を読んでいる気分
とは、過分なお言葉です。
今回は特に、写真多めで、文章はザックリ、なので
褒めていただくと恐縮します、でも嬉しい(^。^)

お酒、お好きですよね、私も、大好きです!
日本で、ランチなどで、グラスワインを頼むと、
小さなグラスに、ほんのチョッピリで、
「ティスティングか?」と思います。
ぷんぷん!
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by unburro | 2019-10-04 01:36 | 旅・スペイン2019 | Comments(18)