高々と
2015年 09月 03日
高々とゆきて帰らぬ秋の空 驢ノ414
駄句である。
朝顔が、屋根に登っている。
何を見ているのだろう。
日に日に高くなる空がある。
朝顔も、高々と昇りたくなったのか。
もう九月、まだ九月。
ともあれ九月である。
朝夕涼しくなり、眠るのが楽しみになってくる。
汗をかかずに眠れるのは、なんと快適な事だろう。
眠るのが嫌な子供時代。
いくらでも眠れる青年期を過ぎ、
寝たくても寝ていられない大人になってから、もう何十年も経ったけれど、
最近、寝たい時に横になってもいい事に気が付いた。
自分で差配できる自分の時間が出来たのだ。
いや、もっと、以前からそうであったのかもしれないけれど、
仕事や家事、子育てに追われて、その事に気が付かなかった。
自分の時間が無い、一日中誰かの為に働いている、そう思っていた。
でも、そうではなかったのかもしれない。
私が、そうしたかったから、寝る間もなく働いていたのかもしれない。
私が選んだ仕事。
私が選んだ家族と、私が望む暮らし。
私が、私が、と思っていたのに、
私自身は、私を失ったように思っていたのだ。
おもしろいなあ。
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こんの
at 2015-09-03 06:16
x
> 私が、そうしたかったから
うう、なかなかそうは思えないものです
うう、なかなかそうは思えないものです
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unburro at 2015-09-03 07:26
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sheri-sheri at 2015-09-03 08:39
とても素敵な考えというか、想い方だと朝から清々しい気持ちになりました。unさんって素晴らしいなぁ。・・・
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saheizi-inokori at 2015-09-03 09:25
うーむ、面白いと思えるのは達人だなあ。
いまだに昼寝をするのに罪悪感があります。
いまだに昼寝をするのに罪悪感があります。
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unburro at 2015-09-03 11:45
> sheri-sheriさま
最近、色々サボり気味なので、
ちょっと、居直り?というか、俯瞰で見る、というか…
最近のオリンピック絡みのドタバタを見ても、
責任者の覚悟、が無さすぎるのだと思います。
「私が選んだ」という覚悟がないから、どんどん迷走するのではないか…と、愚考するわけです。
最近、色々サボり気味なので、
ちょっと、居直り?というか、俯瞰で見る、というか…
最近のオリンピック絡みのドタバタを見ても、
責任者の覚悟、が無さすぎるのだと思います。
「私が選んだ」という覚悟がないから、どんどん迷走するのではないか…と、愚考するわけです。
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unburro at 2015-09-03 14:34
> saheizi様
根が怠け者なのだと思います。
まだまだsaheiziさんには、及びませんが、
ものごころついてからの50数年…
アミダくじのように、曲がり角ごとに選択した道は、
全て自分の責任なのだ、と今なら思えます。
当時は、親のせい、学校のせい、とか思っていたのですけれど、
逃げたのも、攻めたのも、勝ったのも、負けたのも私なんですね。
あ、勝ったのは、違うかな…応援してくれた人々のおかげ、
負けた人のおかげ、かな…
だから?昼寝も、寝坊も、OKです(笑)
根が怠け者なのだと思います。
まだまだsaheiziさんには、及びませんが、
ものごころついてからの50数年…
アミダくじのように、曲がり角ごとに選択した道は、
全て自分の責任なのだ、と今なら思えます。
当時は、親のせい、学校のせい、とか思っていたのですけれど、
逃げたのも、攻めたのも、勝ったのも、負けたのも私なんですね。
あ、勝ったのは、違うかな…応援してくれた人々のおかげ、
負けた人のおかげ、かな…
だから?昼寝も、寝坊も、OKです(笑)
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saheizi-inokori at 2015-09-03 21:45
高く消えて行った奴のことばかり。
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unburro at 2015-09-04 00:50
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hanamomo08 at 2015-09-04 10:52
unburroさんの白い朝顔はのびのびとどこまでも登っていますね。
我が家の朝顔はネットが切れたところから折り返してきて・・・・でもどこまでも下がってい来ることがせず上ったり降りたりしております。
だから上のほうだけ、葉が茂り、緑が濃くなりました。
立派な瓦屋根ですね。
雪国はこれに雪が乗るから、軽い鋼板の家がほとんどです。
重厚な瓦屋根に憧れている私です。
素敵な一句を拝見し、小さい頃自分の手を離れて消えていった風船を思い出しました。
我が家の朝顔はネットが切れたところから折り返してきて・・・・でもどこまでも下がってい来ることがせず上ったり降りたりしております。
だから上のほうだけ、葉が茂り、緑が濃くなりました。
立派な瓦屋根ですね。
雪国はこれに雪が乗るから、軽い鋼板の家がほとんどです。
重厚な瓦屋根に憧れている私です。
素敵な一句を拝見し、小さい頃自分の手を離れて消えていった風船を思い出しました。
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unburro at 2015-09-05 00:31
hanamomoさま
そんな立派な家ではありません。小さな安普請です。
地域や気候によって、家や屋根の造りが違うのは、先人の知恵、
現代の工夫があり、面白いですね。
旅をしていても、車窓から見える家並みの屋根の色が変わってくると、その土地の風土に思いを馳せ、旅情が深まります。
屋根の上に広がる空を、見上げていると、
また、旅に出たくなりますね…
そんな立派な家ではありません。小さな安普請です。
地域や気候によって、家や屋根の造りが違うのは、先人の知恵、
現代の工夫があり、面白いですね。
旅をしていても、車窓から見える家並みの屋根の色が変わってくると、その土地の風土に思いを馳せ、旅情が深まります。
屋根の上に広がる空を、見上げていると、
また、旅に出たくなりますね…
by unburro
| 2015-09-03 00:59
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