白菜
2014年 12月 08日
白菜に這う青虫の五分の魂 驢ノ278
駄句である。
白菜の城に青虫が籠城している。
水攻めにする水の冷たさに、虫の命と魂を思う。
青虫は、つ、とか、く、の字になって
排水口に流れてゆく。
二匹絡んで、す、の字になっているのもいる。
仲良しだったのかな。
3センチ弱か、一寸の虫だな、
と思ってしまったのが、運の尽きだった。
地獄に落ちて、水責めの刑になるかもしれない。
とか、色々考えながら鶏の水炊きの用意をする。
青虫の楽園であった白菜は、レースの様に穴だらけで、
食べられる所を探すのが大変だ。
外の葉を順にはがして、芯の方を確かめる。
虫は、重なり合った白い葉の、柔らかい所だけを喰い進み、
そこに複雑な空洞を形作っていた。
かのガウディのサグラダ・ファミリアのファザードの様だ。
おお、神よ。
ここは、青虫たちの神殿であったのか。
これで、地獄行きは決定だな。
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saheizi-inokori at 2014-12-08 10:14
無農薬野菜を売る店でいつも青虫がいないかとチエックするおねえさん、ちょっとわざとらしい。
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unburro at 2014-12-09 00:31
saheizi様
息子の友人が、農業をやっていて、
彼が自家用に育てている白菜を貰ったのです。
自家用には、最低限の農薬しか使っていない、とのことで
この青虫騒ぎ?になったのです。
(自家用と出荷用が、違うところがむつかしい所です。)
息子の友人が、農業をやっていて、
彼が自家用に育てている白菜を貰ったのです。
自家用には、最低限の農薬しか使っていない、とのことで
この青虫騒ぎ?になったのです。
(自家用と出荷用が、違うところがむつかしい所です。)
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at 2014-12-09 05:50
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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unburro at 2014-12-09 09:31
鍵コメ様
確かに、都会の消費者の感傷だったですね。
元は、白菜に神殿を作った青虫への驚嘆や、
好物に埋れて暮らす快感、(プリンの海で泳ぐ…様な)を
書こうと思っていたのですが、
「一寸の虫にも五分の魂」とか「蜘蛛の糸」とかが
ダブって、こんな感じになってしまいました。
生産者にとっての、生産性や害虫退治と、
消費者にとっての、無農薬、低農薬、っていうのも、
色々考えさせられます。
確かに、都会の消費者の感傷だったですね。
元は、白菜に神殿を作った青虫への驚嘆や、
好物に埋れて暮らす快感、(プリンの海で泳ぐ…様な)を
書こうと思っていたのですが、
「一寸の虫にも五分の魂」とか「蜘蛛の糸」とかが
ダブって、こんな感じになってしまいました。
生産者にとっての、生産性や害虫退治と、
消費者にとっての、無農薬、低農薬、っていうのも、
色々考えさせられます。
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by
こんの
at 2014-12-12 05:46
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at 2014-12-12 05:50
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by unburro
| 2014-12-08 01:09
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Comments(6)