駄句である。
彩りを優先して茹でると、枝豆はまだ固い。
むっちりとした歯応えと、豆の甘さ、
そして、枝豆ならではの香ばしさを求めるならば、
もう少し茹で続けなくてはならない。
しかし、豆の甘さと引き換えに、緑は色褪せてゆく。
特に、夏の後半から出回る、山形のだだ茶豆を筆頭とする
茶豆の仲間は、元々、莢の産毛が茶色いので、
茹であがりは、一層色褪せて見える。
しかし、味は天下一品だ。
そんな、ちょっと色褪せた枝豆が好きだ。
たっぷりの湯、も必要ない。
適度な塩を加えた湯は、枝豆が浸るくらいで良い。
塩煮にする様に、また、蒸し煮にするようにすると、
豆にうっすら塩味が付き美味い。
これは、自宅で茹でなくては食べられない。
ある意味、我儘で贅沢な枝豆の食べ方だ。
また、
莢の両端を、ちょんと切る事に
どれだけの意味があるのか、と、いつも思う。
じっくり、旨みが出るまで茹でないから、味が薄くなる、
そこで、塩をきかせる為に、両端を切ってしまうのだろう。
しかし、そこから湯が入り、旨みが出てしまうのではないか、と危惧する。
もう一つは、見た目の美しさだろうか。
枝豆の莢の一つ一つに、こんなに手を加えているのです、という
細工を売っているのだろう。
ビアホールや居酒屋だけでなく、料亭、割烹などの高級店でも、
ほとんどの日本料理店の枝豆は、固い。
ぎりぎり火が通った、というタイミングで加熱を止めている。
この山里の宿の夕食、焼き物皿の上の枝豆も、固い。
ぎりぎり火が通る、一歩手前の硬さだ。
渓流を泳ぐ姿に、串を打って焼かれた鮎の傍らに、
ほんの五つほど添えられている枝豆は、瑞々しく美しい。
でも、噛むとかりり、と固いのだ。
これが好き、という人もいるのかもしれないけれど。
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saheizi-inokori at 2014-08-29 00:41
ほとんど毎晩枝豆を茹でてます。
少し固めが好みかな。
少し固めが好みかな。
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unburro at 2014-08-29 00:49
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wawa38 at 2014-08-29 10:02
枝豆のゆで加減って難しいですね。
私の場合は、固かったり柔らかかったり、いつも一定しません(-_-;)
私の場合は、固かったり柔らかかったり、いつも一定しません(-_-;)
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unburro at 2014-08-29 14:20
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at 2014-08-29 14:45
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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sheri-sheri at 2014-08-29 15:57
雨に濡れたような瑞々しい葉の緑美しいですね。そして清流の流れの早さも清々しいです。
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hanamomo06 at 2014-08-29 20:11
今夜もおいしい茶豆をゆでました。
ゆでるというよりも少量の水に塩をたっぷり入れて塩煮です。
しっかりゆでたほうが豆の味がしますね。
端っこを切るのはたぶん塩が回るようにという意味でしょうが、我が家で食べる量を考えると無理です。
いつも買うときは1キロ単位、夫も私もとまりません。(笑)
ゆでるというよりも少量の水に塩をたっぷり入れて塩煮です。
しっかりゆでたほうが豆の味がしますね。
端っこを切るのはたぶん塩が回るようにという意味でしょうが、我が家で食べる量を考えると無理です。
いつも買うときは1キロ単位、夫も私もとまりません。(笑)
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unburro at 2014-08-29 22:09
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unburro at 2014-08-29 22:11
by unburro
| 2014-08-29 00:36
| 旅・高千穂
|
Comments(9)