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舞妓



まなじりに紅梅を置く舞妓かな             驢ノ126


駄句である。



目の化粧と云うのは、面白いものだ。

古今東西、目は表情の中心であり、
強さ、弱さ、すなわち立場、役割を表す記号でもある。

白塗りの顔、切れ長の目のまなじりに紅を置くと
十代のあどけない顔が、一瞬に「舞妓」という普遍の存在に変わる。

仮面を着けるのと同じ効果である。


人は、表情、仕草、声色などの外に表れる面と、
その内面にある気分や性格、
そして、口頭や文章で表わされる言葉、など
多面的に、物事を表現しながら生活している。

表面、内面、言葉、
それぞれが重なり合い、打ち消し合い、混沌である。
その混沌を一瞬に受け止め判断する事を
日常、あたり前にやっている。

受け止める側の感性によって、その判断は変わるだろう。

全てが、誤解なのかもしれない。
最大公約数だけで、共通見解だと思っている。
分かった様な気になっている。


これは、凄いことだなあ。





舞妓_b0290638_11182938.jpg










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by unburro | 2014-02-26 11:23 | Comments(0)