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水仙



冷たさは水仙を挿す甕の肌           驢ノ120


駄句である。



先日、旧い友人達と会い、美味い酒を飲んだ。


最近、俳句などひねっているのだ、


うっかり口を滑らした。

なぜ、俳句なのか、短歌ではないのか。

と尋ねる声があり、

短歌は、私情が出る所が良くて、湿度や熱が必要なのだが、
俳句は、それをもう少し削り取る技術が必要で、
乾燥というか、透明感が求められる感じが
自分に向いている様な気がする。

と、口を滑らした。

短歌の私情は、私情を凝縮した所に普遍性を求める感覚があり、
私の様に、情に弱い、情の薄い人間は
情の部分を、じっと見つめるだけで萎えてしまうので、
辛いのである、というような事を語ったかな、
と思う。

物を書くこと、身体で表現すること等を始めた頃の
中学、高校時代からの旧い友人たちなので、
こんな 青い屁理屈のような話になったのだ、と記憶する。


とにかく、よく飲んでいたのである。
 

鱈の白子をポン酢で、皮剥を紅葉おろしで、と箸をすすめながら、
搾りたての日本酒を、蔵ごとに味見をしたりしながら、
焼き鳥を、各自1.2本ずつ、
タレだ、塩だ、と頼みながら、
そんな、話をした。

他にも、三十年以上前の後悔や内緒事などが
ほろほろと こぼれ出す会話が続いた。

2件目のバーでは、鴨の燻製などつまみながら、
ワインやバーボンまで、楽しんだ。


結構な夜であった。




水仙_b0290638_1152196.jpg





 
















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Commented by unburro at 2014-02-12 09:40
鍵コメmさま
ほんとに寒いですね~
熱燗にも魅かれましたが、
搾りたて原酒の誘惑のほうが強かった・・・のです(笑)
酒蔵の町の居酒屋だったのです。
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by unburro | 2014-02-11 11:11 | Comments(2)