竹馬
2014年 01月 17日
一本になって佇む竹の馬 驢ノ105
竹馬は思わぬ人が上手なり 驢ノ106
駄句である。
前回に続き、昔の遊びを幻視している。
凧も竹馬も、一年中遊べるはずなのに、冬限定なのは何故だろう。
凧は好きだが、竹馬は嫌いだ。
運動音痴なのだが、中でもスキー、スケートとか竹馬とか、
足に道具をつける、というのが苦手だ。
地に足が着かないと、次の動作に移ることが出来ない。
日常の生活でも、足裏、足先が不安だと腰や肩が辛くなる。
だから、長年靴下は五本指である。
今日、二句載せたのには、訳がある。
このブログを始めたのと、ほぼ同時に
「俳句ポスト365」という、松山市が運営する俳句投稿サイト
に不定期に投稿しはじめた。
毎週、兼題が出され、2週間後に「天・地・人・並」の発表が有り、
学校の小テストの様な、軽い圧迫感がある。
また、季節の言葉が兼題になるので、季語の勉強になる。
そして何より、新聞などの投稿俳壇に比べてハードルが低く、
大量の選句が発表されるので、小さな達成感がある。
初心者の基礎練習に持ってこいの、俳句サイトなのだ。
というわけで、今までに下記の様な数句が選句されている。
踏切の頭上姦し鵯の群 (人)
立冬に律義を立てる霜柱 (並)
托鉢の声を追い越し初時雨 (並)
そこで、冒頭の二句である。
兼題は、「竹馬」
他にも同時に数句投稿していて、下手な鉄砲・・の伝で
外れる前提で出しているものもある。
この回は六句投稿した。
ちょっといいかな、と気に入っているのが 「一本に」 の句で
「思わぬ人が上手なり」 は、数の内、と入れた句である。
しかし、「並」ながら選句されたのは、「上手なり」のほうである。
面白いものである。
撰者の好み傾向もあるだろうが、確かに「上手なり」は素直で悪くない。
ある意味、一般受けするところだろう。
でも、ちょっと癖のある味が好きな私としては、らしくない、のが受けたな。
という感じである。
面白い。
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by unburro
| 2014-01-17 11:10
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Comments(4)