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夜の雨


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栗飯を食べ過ぎて聞く 夜の雨     驢

本当に駄句である。



朝、風が強く
真青な空、流れる雲の間を飛行機が
一直線に雲を引いて飛んでいた。

昼、夏を思わせる日差しに
麦わら帽子を被って出掛けた。

夜、雨になる。

日暮れ前に、娘は出掛けた。
友達が集まって、食事と酒だそうだ。
帰宅は明朝、とのこと。

梅子は、朝帰りが多い。
私が目覚める頃には、帰宅して眠っている。

明日は、午後から私と一緒に茶会に行く予定である。
知人が煎茶を教えているので、時々招かれる。

数年前に梅子を同行させたら、非常に気に入ったようで
以後、よく付いてくるようになった。

煎茶の茶会は、抹茶より、風通しが良い。

着るものや、作法にも堅苦しいところが少ない。
また、
丁寧に入れた煎茶は 複雑なうま味と爽快感が
同居する不思議な飲みもので、
例えば、淡麗な酒にも通じる美味さがある。

梅子は6歳から、裏千家の茶道を始めたので
私より遥かに上級の免許状などを持っていたりする。

若い頃、私は茶の稽古が嫌で仕方なかったのだが、
喜んで続けている娘を見ると、
適性、と云うものを実感する。

茶の道も、朝帰りも適性があってこそであるな。

と感心するしかない。







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by unburro | 2013-10-12 00:16 | Comments(0)