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 萩見れば萩ゆれる萩の道         
驢ノ600




 駄句である。





萩は、いつも揺れているのだ。

道には、萩だけではなく、他の草木もある。




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しかし、私は私の見た一瞬の萩しか見ていない。

では、私の見ていない時の萩は、私にとって、無いのと同じなのか。

いや、そうではない。

私の見ていない間も、どこかで萩が咲き、萩が揺れている。

そう思うことは、いい気分である。


とか、思う秋の夜長である。




萩_b0290638_00583555.jpeg



こんな、つかみどころのない一句、いや、句にすらならない一行が、
600句目、になるとは、このブログを始めた時は、
思いもしないことであった。



まあ、600回、続いただけでも良しとしよう。

しかし、なんだかなぁ。

である。


















Commented by こんの at 2016-10-23 07:11 x
萩見れば萩ゆれる萩の道    驢ノ600

600の大台 佳い句! いいですねぇ
Commented by saheizi-inokori at 2016-10-23 10:43
句に読まれた瞬間、それがこの世に「ある」ものになるのですね。
記憶は逝ってしまっても。
Commented by unburro at 2016-10-23 14:04
> こんのさん!

600句目、これで佳いのでしょうか?
ま、佳い、ことにしましょう(笑)
なんだか、わからないのですが、これが今の私なのです。

こういうのを、スランプというのかしら…
いやいや、スランプというのは、普段好調な人が、
不調になった時の事のようなので、ちょっと違いますね…
Commented by unburro at 2016-10-23 14:13
> saheizi-inokori様

おお、その通りです!
そういう事を言いたかったのですが、
言葉にならなかった…

でも、そんな立派なものでもないのです。
Commented by mother-of-pearl at 2016-10-23 15:23
継続の力を、つくづくと感じます。
素晴らしいこと、凄いこと、です。
そして偉いなあ、と正直思います。

言葉にするとそれで終わり、という限界を感じるのは同感です。
毎回、ブログを書く度に、ある意味自己嫌悪・・・なのに
ずっと前の記事を読み返してみると、そうそう!と妙に感心
してみたり・・・自分が書いたことなのに。

俳句を詠める人は、言葉を研ぎ澄ます能力の点でも、
様々なことを感じ取る能力の点でも、私は尊敬しています。

600句、今夜は乾杯ですね。そして601句に向かって!!
Commented by unburro at 2016-10-23 23:16
> mother-of-pearlさま

こんなに、駄句を並べることになるとは…
自分でも予想外の事態です。
継続の力、というより、厚顔無恥になったという事なのだな、と
思っています。
まあ、これも一種の成長という事にしておきます(笑)

今後とも、長い目で見守って下さい。
Commented by sheri-sheri at 2016-10-24 22:42
一瞬、散歩の通り道に咲く萩が目の前にさあっと浮かびました。ありがとうございます。夜寝る前にお邪魔しましたが、いい気持ちでねむれそうです。unさん。
Commented by pallet-sorairo at 2016-10-25 08:31
>しかし、なんだかなぁ。
そう思いながら日々を過ごしてゆくのが
いいんじゃないかなぁ。
どうだ、きょうもこんなに光ってたぞぉ
っていうのはなんだか嘘くさい。
unburroさんの600句に乾杯!
なかなかできることではないです、凄い。
Commented by unburro at 2016-10-25 14:12
> sheri-sheriさま

心地よい秋の夜長…と思っていたら、
急に寒くなりましたね〜
ちょうどいい季節が、年々短くなるような気がします。
Commented by unburro at 2016-10-25 14:25
> pallet-sorairoさま

なんだかなぁ、がホントの暮らしですよね。

そうですよね…
秋冷や何だかなぁで今日も暮れ…
って、実は、シアワセってことでいいですよね(笑)
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by unburro | 2016-10-23 01:17 | Comments(10)