蝉時雨
2014年 08月 06日
駄句である。
立ち尽くす。
蝉時雨の結界だ。
蝉の声に囲まれて、動けない。
その閉ざされた中で、時間が止まる。
暑さも息苦しさも、腰の痛みも消えて
白昼夢のような一瞬。
いやいや、熱中症ではない。
と、思う。
ガリシアのパドロンの朝市。
この村の名物は、小さいシシトウのようなトウガラシ。
ガリシア料理のピメント・デ・パドロンは、
このトウガラシ(ピメント)をオリーブオイルで揚げて、塩を振っただけの料理だ。
このトウガラシは原産地呼称制度で保護されている。
上の写真は、スペインの知人のウェブサイトから借用。
この荒い粒の塩が、必須なのだ。
(ここには、ニンニクが写っているが、ニンニクなしでオリーブオイルだけで充分)
私の場合、この料理がテーブルに届いた瞬間から、食べる事に集中するので、
写真が撮れた事が無い。
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saheizi-inokori at 2014-08-06 11:05
結界、うまいな、ときどき決壊する境界。
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unburro at 2014-08-06 11:28
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mother-of-pearl at 2014-08-06 21:02
ああ、これです、これです!!
私がLAのスパニッシュレストランで頂いたのは!
(あ、蝉ではありません!)
友人が注文した一皿がとっても美味しくて
しし唐辛子で代用できないか、と思っていました! これ一皿と冷えたサングリアだけでも
“シアワセ”になれそうですね。
作ってみます(^.^) ありがとうございました。
私がLAのスパニッシュレストランで頂いたのは!
(あ、蝉ではありません!)
友人が注文した一皿がとっても美味しくて
しし唐辛子で代用できないか、と思っていました! これ一皿と冷えたサングリアだけでも
“シアワセ”になれそうですね。
作ってみます(^.^) ありがとうございました。
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unburro at 2014-08-06 23:58
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こんの
at 2014-08-07 06:25
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unburro at 2014-08-07 14:57
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pallet-sorairo at 2014-08-07 18:06
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unburro at 2014-08-07 23:52
pallet様
5年ほど前でしたか、突発性難聴になりました。
発見が早くて、通院での点滴と服薬で回復しました。
その時の、閉塞感や耳鳴り、を思い出しました。
耳や眼の障碍は、どんなに想像しても、説明されても、
当事者でないと、本当のところは実感できないものだと思います。
芭蕉の、
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」 も
<どうして、蝉が鳴いているのに 「閑さや」 なのか>
という疑問に対して
芭蕉自身の耳鳴りと、実際の蝉の声がシンクロして、
お互いに打ち消し合って、「しずけさ」 になったのでは?
などという説があるらしいです。
蝉時雨は、聞く人により、色々な聞こえ方をするのでしょうね。
5年ほど前でしたか、突発性難聴になりました。
発見が早くて、通院での点滴と服薬で回復しました。
その時の、閉塞感や耳鳴り、を思い出しました。
耳や眼の障碍は、どんなに想像しても、説明されても、
当事者でないと、本当のところは実感できないものだと思います。
芭蕉の、
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」 も
<どうして、蝉が鳴いているのに 「閑さや」 なのか>
という疑問に対して
芭蕉自身の耳鳴りと、実際の蝉の声がシンクロして、
お互いに打ち消し合って、「しずけさ」 になったのでは?
などという説があるらしいです。
蝉時雨は、聞く人により、色々な聞こえ方をするのでしょうね。
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こんの
at 2014-08-08 07:19
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顔を上げると、さっきは気づかなかった黒松林の蝉しぐれが、耳を聾するばかりに助左衛門(文四郎)をつつんで来た。
蝉の声は、子供のころに住んだ矢場町や町はずれの雑木林を思い出させた。(略)
馬腹を蹴って、助左衛門は熱い光の中に走り出た。
蝉の声は、子供のころに住んだ矢場町や町はずれの雑木林を思い出させた。(略)
馬腹を蹴って、助左衛門は熱い光の中に走り出た。
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unburro at 2014-08-08 08:38
by unburro
| 2014-08-06 10:52
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Comments(10)