盆梅がまどろむ窓に雪の影 驢ノ123
駄句である。
私の住む街にも、雪が積もった。
数年ぶりである。
刀自は、その雪に驚きつつ、懐かしいと呟きつつ、
うとうと と、午睡である。
刀自の故郷は、北陸の雪深い山村だと聞いたことがある。
幼いころの雪の夢を見ているのだろうか。
年輪を重ねた梅の盆栽のようだ。
少しづつ曲がった関節、手足と指先。
白く晒され、細かい皺のよる肌。
古樹の風格である。
この冬を越して、また花を咲かしてくれるのだろう。
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by unburro
| 2014-02-16 11:47
| 刀自さま
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