冬の空
2013年 12月 16日
飛ぶ鳥をただ見送りて冬の空 驢 ノ85
駄句である。
イケダコジカユデ
台所に落ちていたレシートの一行。
食品が並んでいる中に、この意味不明。
日付と、他の食材から2日前の夕食の献立を思い浮かべる。
わからん、わからん。
と自問自答の末、閃いた。
蛸だ。
「活け蛸 自家茹で」
瀬戸内の海で獲れた大きな蛸を
活けで仕入れて、魚屋が自分の店で茹でました。
という 「半生状態の茹で蛸」 である。
美味しかったのだ。
大きな足が三本程あったか、ブツ切りにして皿に盛られ食卓に載っていた。
ブツ切りのなのに、吸盤あたりの切り口は半透明で
備前の皿を透けて見せる。
山葵醤油で 純米酒。
オリーブオイルと塩で、スペインの白ワイン。
などと 家族各々の好みで堪能したのであった。
そのワインの産地であるガリシアは、蛸料理で有名である。
プルポ・ア・ラ・ガジェガ
柔らかく茹でた蛸のブツ切りを、茹でた馬鈴薯を敷いた木の皿に盛り
オリーブオイルと、粒の荒い塩、パプリカの粉をたっぷりかけて
熱々を食べるのは、至福である。
どんなコツがあるのか、大鍋の中で浮いている蛸は
とても柔らかくて、屋台でも、バルでも、一年中、
毎日食べても飽きないのだ。
などと、話しながら食べたのだった。
池田、小鹿、湯出、
などと混乱して申し訳ないことであった。
魚屋にか、蛸にか、謝りたい気分である。
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こんの
at 2013-12-17 07:12
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イケダコジカユデ
「活け蛸 自家茹で」
うう、凄い! スゴイナァ で、感心しきりです
「活け蛸 自家茹で」
うう、凄い! スゴイナァ で、感心しきりです
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unburro at 2013-12-17 10:28
ちょっと、受け狙いでしたが、すべて事実です。
音やカナだけでは分からない所が日本語の面白さですね。
だから、駄洒落が成立するわけで・・・
トクバイジモトサンコマツナ(特売 地元産小松菜)を解読できた時も、うれしかったです。
音やカナだけでは分からない所が日本語の面白さですね。
だから、駄洒落が成立するわけで・・・
トクバイジモトサンコマツナ(特売 地元産小松菜)を解読できた時も、うれしかったです。
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こんの
at 2013-12-18 07:19
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unburro at 2013-12-18 09:49
by unburro
| 2013-12-16 18:39
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Comments(4)