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酒と風呂

長生きは望まぬけれど 菊の酒     驢

駄句である。


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酒が好き、というより、酒のない生活は考えられない。

生きる為に食べるのだけれど、
何を食べるか を選べる事は、誠に幸せな事だと思う。
その上、何を飲むか選べるとは、贅沢な事である。
その幸せな贅沢を、毎日、日常的に体験できる。
今、自分の人生で最も幸福な時期である、と実感している。

そこで、酒である。
麦酒、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー。
偶には、シェリー、ブランデー、紹興酒なども飛び入りする。
ほとんどが自宅の夕食時であるが、時折、料理屋や酒場にも行く。

酒が身体に入り、酔うほどではなく、少し弛緩した感じが丁度良い。
昼間の社会的活動に区切りを付けるひと時である。

夕食後も、インターネットやメールの仕事が待っていたりするのだが、
とりあえず、酒で切り替えないと、昼間の緊張が抜けなくて
他の仕事や考え事に切り変わらない。
だから、心身が動きにくくなる程に酔う飲み方はしない。

いつも夫婦で飲むが、最近は息子や娘が混ざることもある。
其々の昼間の仕事や、知人の近況等を報告し共有する場でもある。

酔う為の酒ではない。

料理が美味い、と思う様に、酒が美味いから飲むのである。
必ず、料理に合う酒を飲む。

切り替えの手段として、風呂という方法もあるが、
私の場合、風呂は苦手である。
完全に緩んでしまうので、何もする気にならなくなる。
だから、風呂に入るのは、清潔の為である。

酒より風呂に弱いのかもしれない。
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by unburro | 2013-10-06 00:55 | Comments(0)