子犬
2013年 09月 29日
夜半の風 子犬が叱られている 驢
駄句である。
この近隣では、躾が出来ない家ほど
犬を飼う傾向がある。
一日中、哀れな声で吠えていた老犬が
いつの間にか、見えなくなった。
と
この数カ月、安堵していたら、昼過ぎから小刻みに鳴き声がする。
犬だな、何処だろうか
と
窓から顔を出したら、隣家の生垣の向こうに
まだ子どものシベリアンハスキーと目が合った。
お前、どうする。
助けてやるわけにはいかないが、
何とか、飼い主が成長するように、と祈ること位は
してやるよ。
夕食後、風に吹かれて晴れた夜空を見上げていたら
少し遠い所で鳴いている声がする。
家の中のようだ。
こら、とか、静かにしなさい、とか言う声も洩れてくる。
ヒトとイヌ、自と他の違いが分からない人なのだと思う。
相手の気持ちになって、声をかける事が出来ないのだろう。
子犬に 「静かに」 という言葉が通じると思っているのだ。
愚かなことである。
自分の寂しさだけで、犬を飼い、自分の思いを押し付けて、
どこが間違っているのかさえ気付かない。
あの子犬を思うたびに胸が苦しくなる日々が始まるのか。
どうしよう、困った。
天を仰ぐ。
星の増えた夜空を 瞬きながら横切る光がある。
夜間飛行だ。
何とか、気持ちを切り替えなくてはならない。
夜間飛行の遠ざかる光に、弱い心を乗せてしまおう。
ここから、遠く逃げなくてはならない。
小さい秋、見~つけた!
駄句である。
この近隣では、躾が出来ない家ほど
犬を飼う傾向がある。
一日中、哀れな声で吠えていた老犬が
いつの間にか、見えなくなった。
と
この数カ月、安堵していたら、昼過ぎから小刻みに鳴き声がする。
犬だな、何処だろうか
と
窓から顔を出したら、隣家の生垣の向こうに
まだ子どものシベリアンハスキーと目が合った。
お前、どうする。
助けてやるわけにはいかないが、
何とか、飼い主が成長するように、と祈ること位は
してやるよ。
夕食後、風に吹かれて晴れた夜空を見上げていたら
少し遠い所で鳴いている声がする。
家の中のようだ。
こら、とか、静かにしなさい、とか言う声も洩れてくる。
ヒトとイヌ、自と他の違いが分からない人なのだと思う。
相手の気持ちになって、声をかける事が出来ないのだろう。
子犬に 「静かに」 という言葉が通じると思っているのだ。
愚かなことである。
自分の寂しさだけで、犬を飼い、自分の思いを押し付けて、
どこが間違っているのかさえ気付かない。
あの子犬を思うたびに胸が苦しくなる日々が始まるのか。
どうしよう、困った。
天を仰ぐ。
星の増えた夜空を 瞬きながら横切る光がある。
夜間飛行だ。
何とか、気持ちを切り替えなくてはならない。
夜間飛行の遠ざかる光に、弱い心を乗せてしまおう。
ここから、遠く逃げなくてはならない。
小さい秋、見~つけた!
by unburro
| 2013-09-29 23:00
|
Comments(0)